おこのこさず

アセクシャルがパートナーを探し、見つけ、共同生活をしている話し。

おこめつぶ隊はひとつひとつが大切な栄養のあつまり。
お気軽にコメントください。

鍋を作ったんですよ。そしたらクソみたいな事になりました。

パトナに鍋を作って一緒に食べました。

もぐもぐと食べている所で特にタイミングなども気にせず
私は前回の話についての意見を切り出しました。

 

↓前回の話

okometsubunokosazu.hateblo.jp

 

 

「おこめさんに変わる気が無いなら別れたい。」

 

これについて一晩まるまる考え、自分にイラついたりもし、悔しくて情けなくてマイナスな感情になっていました。
と同時に、別れるとなるとこの家はどうするってんだ。そこまで考えて言ったんだろうか?お互いに決心して、苦労しあいながらこの生活を保つことを腹くくって決めたからあえて家を買ったんじゃないか。

それをいきなり別れたいと言い出された事に、腹が立っていた。

 

なので鍋をつつきながら「出ていくときの家の売却についてどうする?」

パトナの手がぴたりと止まる。動揺してるしてる…。

続けて「私名義だから5年は住まないと信用に関わるし今後ローン組む時の審査に響く可能性があるっちゃあるんだよね。だから住むのに越したことは無いんだけど、パトナと住まないなら私だけここに残る意味もないしねー」と普段の口調で続けた。

パトナの手は止まったままだ。

「ごめんごめん、いきなりこんな話して。食べてくれ~」

パトナは化石化した。

なんで固まってんだ。

 

そこからちまちまと話があり、「確かにそういったけど、おこめさんが変わらないならもう無理だと思ったんだ。逆におこめさんはあのままでよかったと思ってるの?」

私「いきなりの話で「急だな」と思ったよ。何の前触れもなく言い出すから。でも努力するって言ったよね。できる努力はする。でも私という人間は変わらないから、それでまたパトナが無理ってなった時にどうするのか、そこまで考えて話ししたんじゃないの?」

パトナ「そりゃ現実的にはそうかもしれない。けど感情の話だ。あの話をした時は家の売却まで考えてはなかったよ。」

私「別れる。そう言ったのはパトナだよ。私はパトナからの話を聞いて重く受け止めたんだ。だから今は私が感じたことを伝えている。同じ感情の話しじゃないの?」

パトナ「でもいきなりそんな話は、間違っている。」

私「私にだっていきなり話ししたじゃんよ」

パトナ「ああいうキツイ言い方でなければ伝わらないと思ったからだ」

私「(はぁ???やっぱり脅し文句だったってわけ)とにかく、今答えを出せとか、どうするか決めたいとか、そういう話じゃないから。そう思ったってこと。いいよ、もうこの話は。ご飯食べてよ。」

 

 

んで、私の方が先に食べて、化石化状態のパトナがぼちぼち食べ始めていくのを向かいの席でスマホ見ながら時間を一緒にした。キッチンの片付けもちょっとして、食べたかな?とチラ見しては時折化石化している。

 

やる事やったので「部屋に戻るねー」といつものトーンで伝え自室に戻りエスター(映画)を見る。すると案の定ノックがきた。とんとん。

 

パトナ「さっきの話ちゃんと話し合おう。じゃないと眠れん。」

 

私「話すもなにも今決めなくて良いしきつかったら考えなくて良いんだよ。」

パトナ「あのままの生活でよかったと思ってるの?」

私「(またかよ…)正直いきなり言われてびっくりした。私は普通にしてたから。でも傷付けたり悩ませてたんでしょ?だからそれを聞いて反省したしこれから頑張るって言ったよね。」

パトナ「おこめさんはこの生活どう思ってるわけ?」

私「まだ一緒に住み始めて数か月。お互いがまずこの生活に慣れるのに数年、お互いのペースを知っていくのに数年、そうやって培っていって長く住めるようにお互い努力する。前も話しした。それをここ数日の事で、とは思ったよ。」

パトナ「ここ数日じゃない。ずっとだよ。」

私「(出た後出し。んでいつからかはっきり言わないんだろうな)あ~、そう。じゃやっぱりいつか無理になる時がくるかもしれないじゃん。今良くしたって、また別の事で無理ってなる。一緒に住む前に伝えてたけど、あなたは恋愛ができるんだから無理して欲しくない。他に選択肢があるんだから。」

パトナ「…デモ」

私「ごめん、本当に今は一人にして欲しい。死にたいまで考えてる。こんな事もできないんだって自分を責めてる。引きこもって部屋に居たい。だから、部屋戻っていい?」

パトナ「でもその考えはおかしいと思う。」

私「なんで。言い出したのはあなただよ。」

パトナ「いや、そうでしょ。普通じゃないよ。」

私「(イライラマックスにきて思わず自分の頭を両手の拳で殴りまくる)はぁ…とにかく、あなたが感じたことを私に伝えたように私も伝えた。それだけ。どっちが悪いとかじゃない。とにかく、もう本当に一人になりたい。部屋もどるね。」

 

 

で、部屋に戻ってエスターを見て睡眠剤と安定剤を飲んで寝た。

 

 

私が悪いと言えば「違う」と言う。謎過ぎる。
「おこめさんに変わる気がないなら」って、私が原因の言い方だろ。
俺も努力する。って、簡単に別れると言う奴の努力にはあんまり期待していない。

 

 

最初から言ってたじゃないか。夫婦にはなれない。共同生活。ルームシェアなんだぞ。って。暖かい家庭を期待していたんだろうな。

 

私は普段喋らなさ過ぎて家でも何も話さないことが普通だ。
でもパトナにとっては「冷たくされた」と感じたわけだ。だから一言も三言も多く話さなきゃいけない。でもパトナは”口下手”らしいのでパトナから話はあまりしてこない。そして話がそんなに面白くない。会話が続かない。つまんねーと正直に感じて居る。

冗談で「お前が〇〇せんからやないか~~い」みたいな事を言おうもんなら彼のプチプライドを刺激して「そんなことないし(マジトーン」で白ける事も何度も有る。

飯食ってる間もマジで何もしゃべらない。「うん、うん(美味いの表現」くらいだ。

なんだそれは、犬の方がもっと喜んで飯食うぞ。

 

あとパトナが忙しすぎて栄養のあるものを食えていないと言った時に手軽に食べれる飯も作り(結局食べられてなかった)、二日酔いできつい時は味噌汁も作ったり、飯に困らないように冷凍ストックもいくつも作っている(これも食べられていない)

私なりの努力というものは彼が求めているものとは違うんだろう。

 

 

でも私はそんなこと言ったこともなかった。そういう奴だと思っていたから。
パトナは優しくしてほしいみたいですね。「俺がどんなに傷ついたか」って言われても私は冷たくしている自覚すらなかったので(通常運転)「はりゃりゃ~」で済めばよかったのに、安易に「別れる」というワードを使った事が頭に来ていた。

 

つまんねー飯を一緒に食う日を続けるのか。
しかもあいつは絶対飯を自分で作らないから全部私がする事になる。それも嫌なので今度言う。というかそもそも私は晩飯を食わない人間だ。腹減ってない上に食うのもストレスだからそれも言おう。