前回のパトナとの話し合いの後、「時間が欲しい」と彼にお願いをしていました。
前回の話し合い記事
生活はそれぞれのペースで今まで通り続け、買い物が必要であれば連絡は取り合い、日常の当たり前の挨拶(「いってきます、ただいま、お風呂洗ったよ、洗濯したよ等」)は変わらず続けて、ただ、自分の時間を長く作って基本的に部屋にこもっていました。
その間彼の物音がやけに静かだなとは思っていました。
しかし私は趣味に没頭したり、親戚の子の悩みを聞いたり、友達と出かけたり、心のデトックスをして自分の機嫌をとっていました。
そして彼への声掛けはなるべく声色を変えず、明るめにする事を心がけていたので、
それが助けになって普通に話しかける事も困難ではなくなりました。
するとパトナから「もういつも通りに戻っていいの?」と聞かれ「うん。スペースを有難う。(大好きなAJLTの台詞)」で普段通りに戻りました。
パトナは私が言った「時間が欲しい」を「パトナの存在感を消して私に感じさせないようにして欲しい」と言われたと思っていたらしく、日々忍者のように生活をする事が大変だったと言っていたんですが、「へぇ、そうなんや」でした。笑
たまーにそういうところあるよな、と思うんですが、言葉じゃ伝えにくいやつ。
その人を理由に何もしない選択をするとき。あるよな。
でもこれは私にも悪いところがあるから彼にそうさせている部分もあるが、やらない理由にはならないのでマイルドな言葉で伝えたりしている。
そういう人だけど仕事は真面目にするし、洗濯物はきっちり四角くたたみたい派だし、苦手であろう風呂掃除も私がしているのを見て最近やり始めたりしているし。
そして彼の友人を家に招いて夕食を食べてもらったり、この前は一泊していきました。
良い友人にも恵まれていて、時々無自覚横柄マンになるけど人間は良い奴だから
これからもパトナとして一緒に共同生活していけるように努力を続ける。
今度は私の友人が家に来る予定だけど、どんな子らかを話したらなんか怯えている(笑
私の友人はLGBTQ+の子が非常に多い。んでテンションがギャル。男も女も問わずメンタルギャル。嫌な事や気まずい事があったらウケるといって笑う。
聞こえてきた音楽で急に踊りだしたりもする。
確かにパトナの性格とは真逆の人種かもしれない。
でも踏み込み過ぎず、求められれば応え、適度な距離感をみんな保ち、いざという時は味方になってくれる友人たち。
アセクシャルは私だけだけど、彼らと同じ人間。
家賃の為に働き叩かれれば痛みを感じ悲しければ泣く。
パトナには、友人の殆どにカムアウトしているので、安心してと伝えてある。
無理に仲良くなれとは言わないし、気まずかったら出かけてても良いし部屋でくつろいでて良い。
パトナの家でもあるから、堂々としていて良い。
でもパトナはパトナ側の友人たちには一切伝えていないそうなので、時々「お熱いね~!」「お似合いのカップルやね(^^」と言われたときに戸惑うけど、私を歓迎してくれたことに心から感謝している。
たまに思う。
人間同士の付き合いをしている。
誰かと生活をするってのは全然面白くないことが多くて、でも自分が毎日帰る家をホラーハウスにしない為に努力する。これって皆一緒なんじゃないかな。
アセクだから一生一人かも・・・と悩んだりもしていたけど、アセクじゃなくったってこの努力は必要だったはず。
この前の撃沈事件も、彼の気持ちを知るために必要でした。きちんと向き合う事を投げ出さず話せてよかったし、彼も大人なので自分の時間を作って整理した事でしょう。
正直暗くて重い話はつらいから嫌だけど、自分の発言や行動の結果でもあるし、この共同生活を続ける為にまだまだ頑張ろうと思います。